MisaNeco Works ブログ

2026-10-21・フリーランス

家事按分の計算のしかた|家賃・通信費・車の計算例と、根拠メモの書き方

自宅で仕事をしていると、家賃や通信費の一部を経費にできる場合があります。このとき使うのが家事按分(かじあんぶん)です。

この記事では、実際の計算のしかたを、数字の例で説明します。

この記事でわかること:

先に押さえること:決まった割合はない

国税庁のタックスアンサー「No.2210 やさしい必要経費の知識」では、仕事と私用の両方にかかわる費用を家事関連費と呼び、必要経費になるのは次の部分だけ、としています。

法令では所得税法施行令第96条に定めがあります。どの人にも当てはまる「家賃は○%」のような割合は書かれていません。自分の使い方から割合を出して、その根拠を残すのが基本です。

計算の基本の形

どの費用も、計算の形は同じです。

経費にする金額 = 費用の金額 × 仕事の分の割合

割合は、費用に合った「ものさし」で出します。

ものさし 割合の出し方 向いている費用
面積 仕事に使う広さ ÷ 全体の広さ 家賃、(電気代)
時間 仕事に使う時間 ÷ 使う時間全体 通信費、電気代
使用量 仕事での使用量 ÷ 全体の使用量 車のガソリン代など

計算例1:家賃(面積で分ける)

広さの単位はそろえます(㎡なら㎡どうし、畳なら畳どうし)。仕事部屋を生活にも使っているときは、その分も考える必要があります。

計算例2:ネットの通信費(時間で分ける)

時間で分けるときは、ふだんの作業時間がわかる記録(カレンダー、作業の記録など)があると説明しやすくなります。

計算例3:車のガソリン代(使用量で分ける)

この場合は走行の記録を残しておきます。なお、車の購入代金などは、ふつう「減価償却」という別の計算です。毎年のガソリン代などとは分けて考えてください。

3つを合わせると

費用 年額 割合 経費にする目安
家賃 1,020,000円 20% 204,000円
ネット代 79,200円 40% 31,680円
ガソリン代 96,000円 30% 28,800円
合計 1,195,200円 264,480円

数字はあくまで例です。自分の家の広さ・時間・距離を入れて計算してください。

1円未満の端数

割り算で1円未満が出たときは、切り捨てておくと、実際より多く計上してしまうことを避けられます。

根拠メモの書き方

割合を出したら、どうやって出したかを短く残しておきます。たとえば、上の例なら次のように書けば十分です。

このメモと、もとになった資料(間取り図・作業の記録・走行の記録)を、帳簿や申告の控えといっしょに保管しておきます。翌年に同じ計算をするときにも使えます。

気をつけたい点

計算と根拠メモをツールで

費用ごとに金額とものさし(面積・時間・使用量・%)を入れると、月額・年額の経費の目安と、根拠メモの文がまとめて出る無料の家事按分 計算ツールを作りました。結果はCSVでも保存できます。入力した数字は外部に送信されません。

家事按分 計算ツール(無料)

まとめ

出典:

※この記事は、AIが下書きを作り、国税庁の案内で確認して公開しています。税の扱いは人によって違います。くわしくは税理士や税務署にご相談ください。

あわせて使える無料ツール帳簿・領収書の保存期間チェッカー
家事按分 計算ツール

新しい無料ツールや記事を、LINEでお知らせします
「ツール」「お金」「スマホ」と送ると、合うツールの案内が自動で届きます。

LINEで友だち追加Eternal Philosophy 公式LINE(EQUA・MisaNeco Works を運営)
関連記事請求書番号の付け方|「年+連番」がラクな理由と、Excel・スプレッドシートで自動で振る式
個人事業主の売上と経費をExcelで管理する最低限の列|確定申告で困らない付け方
個人事業主の帳簿・領収書は何年保存?|7年と5年の分かれ目と、いつから数えるか