建設の数量計算(塗料・配管・残土・クロス・タイル・生コン・足場)
現場の数量を、Excelなら1行の式で出す計算を7つまとめました。数字を入れると、答え(切り上げ済み)・計算の途中・そのまま貼れるExcelの式が出ます。最初は計算の例の数字が入っています。入力は外部に送信しません。
ロス率・ほぐし率・塗布量・1台に積める量などは、自社の実績や仕様書・メーカー・プラントの値を入れてください。最初に入っている数字は計算の例です。
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塗料の缶数
=ROUNDUP(面積×塗布量×回数×(1+ロス率)÷1缶の量, 0)
塗布量は仕様書の値で。はけ・ローラー・吹き付けで値が分かれている製品は、その塗り方の値を入れます。ロス率は塗り方の補正の欄です(吹き付けは飛び散る分だけ大きくなりやすい)。仕様書の値が「使用量・所要量」でロス込みなら0%にします。
条件:中塗りと上塗りのように同じ塗料の工程だけ、合計してから1回で切り上げます(工程ごとに切り上げると端数が1缶ずつに化けます)。下塗りや色を変える中塗りは別の塗料として別に計算してください。
この数量をそのまま見積に
出た缶数は、見積書の明細にそのまま入れられます。
配管の必要本数
=ROUNDUP(総延長×(1+余裕)÷1本の長さ, 0)
「見えている長さ」を測ったときは、区間の数を入れると、両端の差し込み分と切り代を総延長に足します。もう足してある合計なら、区間の数は0のままにします。余裕は、割ったあとに1本足すのではなく、割る前の総延長に入れます。
条件:受口の長さ・切り代・余裕は例です。使う継手の寸法表と自社の実績の値を入れてください。総延長で割った本数は「最低でもこれだけ」の数で、長い部材が多いときは切り出しの組み合わせで足りるか確かめます。
この数量をそのまま見積に
出た本数は、見積書の明細にそのまま入れられます。
残土を運ぶダンプの台数
=ROUNDUP(掘削量×ほぐし率÷1台に積める量, 0)
1台に積める量は、荷台に入る量ではなく、積める重さから出した量にします(土は重いので、荷台いっぱいだと過積載になりやすい)。重さから出すときは、積める重さ÷ほぐした土1㎥の重さ で1台の㎥を出します。
条件:掘った土はふくらむので、地山の量のまま割ると台数が足りなくなります。ほぐし率は土の種類で変わるので、自社の実績の値を入れてください。土の重さ・積める重さも、土質と車両に合わせた値で。
この数量をそのまま見積に
出た台数は、見積書の明細にそのまま入れられます。
壁紙(クロス)の必要メートル数
=ROUNDUP(壁の周長÷有効幅, 0)×(天井高+切りしろ)
先に「縦に貼る枚数」を整数にしてから、1枚の長さを掛けます。面積÷幅で出すと、端数の分だけ足りなくなります。
条件:窓やドアの分は引かずに数えています(余りは補修用)。0.92mは有効幅の例、0.1mは上下の切りしろの例です。柄合わせのある品番は、柄の送りの欄に1枚ごとに足す長さを入れてください。
この数量をそのまま見積に
出たm数は、見積書の明細にそのまま入れられます。
床タイルの枚数とケース数
=ROUNDUP(面積÷(目地込みの1辺)^2×(1+ロス率), 0)
タイルの寸法ではなく、目地を足した寸法で割ります。
条件:ロス率10%は例です。斜め貼りや、端が細かく切れる割付のときは増やし、割付図を描いたならその枚数を優先してください。
この数量をそのまま見積に
出た枚数・ケース数は、見積書の明細にそのまま入れられます。
土間コンクリートの生コン量
=CEILING(面積×厚み×(1+ロス率), 0.25)
厚みはcmで入れると、mに直してから掛けます(cmのまま掛けると100倍になります)。
条件:注文の刻み(0.25㎥)、ロス率、1台に積める量(4.25㎥)は例です。ロスは路盤の凸凹で変わり、積める量はプラントと現場までの道で決まるので、聞いた値を入れてください。
この数量をそのまま見積に
出た㎥と台数は、見積書の明細にそのまま入れられます。
外壁の足場の面積
=(建物の外周+離れ×8)×足場の高さ
足場は壁から離して組むので、角ごとに離れ×2ずつ長くなり、四隅で×8です。L字のように凸凹があっても、角が直角なら同じ式で合います(出っぱった角と引っこんだ角の差は、いつも4つのため)。
条件:角が直角の建物の式です。離れと高さは例です。高さは軒の高さではなく、足場を組むいちばん上までで入れてください。
この数量をそのまま見積に
出た㎡は、見積書の明細にそのまま入れられます。
数量の計算で共通するコツ
- 四捨五入ではなく切り上げ:缶・本・台・枚は小数では買えないので、ROUNDUP(ラウンドアップ)で切り上げます。5.3本を四捨五入すると5本になり、足りなくなります。
- 補正は割る前に入れる:ロス・余裕・ほぐし率は、割って切り上げたあとに「1つ足す」のではなく、割る前の量に掛けます。現場の大きさに比例し、根拠が式に残ります。
- 単位をそろえる:cmはmに、mmはmに直してから掛けます。
- まとめて1回だけ切り上げる:同じ材料を何回にも分けて切り上げると、端数が1つずつ増えます。
Excelの式は、ROUNDUP(数,0)が整数への切り上げ、CEILING(数,0.25)が0.25刻みへの切り上げです。このページの式は半角で出しているので、そのままセルに貼れます。
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このツールは、公開前に計算をテストしています。