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2026-10-22・建築 / 塗装

外壁塗装の塗装面積と塗料の缶数の出し方|開口部の引き方・工程ごとの必要量・切り上げの考え方

見積もりの前の晩に、図面を見ながら電卓をたたく。「前の現場はこれで足りたから」と缶数を決めて、現場で1缶足りずに買い足しに走る。反対に、使い切れない缶が倉庫にたまっていく。

塗料の量は、面積 → 工程ごとの必要量 → 缶数の順に出すと、毎回同じやり方で計算できます。この記事では、その手順を数字の例と一緒にまとめます。

例の数字はすべて説明用の架空のものです。塗布量・希釈率は、使う塗料のメーカーのカタログ(製品データシート)の値を使ってください。

1. 外壁の塗装面積を出す

外壁の塗装面積 = 壁の面積 - 開口部の面積

壁の面積   = 面ごとの(幅 × 高さ)の合計
             (または 建物の外周 × 高さ)
開口部の面積 = 窓・ドアごとの(幅 × 高さ × 数)の合計

例: 北面 10m×6m、東面 8m×6m、南面 10m×6m、西面 8m×6m の建物。

開口部は次のとおりです。

外壁の塗装面積 = 216 - 18.04 = 197.96㎡

外周×高さは手早く出せますが、妻壁(三角の部分)や高さの違う面があると合いません。目安として使い、形が複雑な建物は面ごとに出すほうが確実です。

2. 工程ごとの必要量を出す

必要量 = 塗装面積 × 塗布量(kg/㎡・1回あたり)× 回数 ×(1 + ロス率)

例: 塗装面積 197.96㎡、ロス率10%、各工程1回。

3. 缶数は「切り上げ」で出す

缶数 = 必要量 ÷ 1缶の量 (小数点以下を切り上げ)

割り切れるときは、1缶多くしません。たとえば 100㎡ × 0.2kg/㎡ × 2回 × 1.05 = 42kg を14kg缶で割ると、ちょうど3.0なので 3缶 です。 Excelなら =ROUNDUP(必要量/1缶の量,0) で、割り切れるときはそのまま、割り切れないときだけ1つ上がります。

4. 中塗りと上塗りが同じ塗料なら、まとめて計算する

上の例では、中塗りと上塗りが同じ塗料です。工程ごとに切り上げると 3缶+3缶=6缶。

まとめて計算すると、32.6634 × 2 = 65.3268kg、65.3268 ÷ 16 = 4.08… → 5缶。

工程ごとに切り上げると、それぞれの端数が1缶ずつに化けます。中塗りで余った分は上塗りに回せるので、同じ塗料は合計してから切り上げると、1缶少なくすむことがあります。ただし、中塗りと上塗りで色を変える場合は別の塗料なので、まとめられません。

よくある間違い3つ

  1. 回数を掛け忘れる:2回塗りの工程で回数を掛けないと、必要量は半分になります。上の42kgの例なら21kgと出て、2缶で足りる計算になってしまいます(実際は3缶)。
  2. ロス率を入れずに缶数を出す:中塗りをロスなしで計算すると 197.96 × 0.15 = 29.694kg、16kg缶で2缶です。ロス10%を入れると32.66kgで3缶。この差が、現場での買い足しになります。
  3. 塗布量の単位・希釈前後を取り違える:カタログの塗布量がkg/㎡なのかL/㎡なのか、希釈前の量か希釈後の量かは、塗料によって書き方が違います。希釈剤(水・シンナー)の量は、この計算には入っていません。塗料の量と希釈剤の量は、カタログを見て分けて考えます。

計算する前のチェックリスト

途中の数字は丸めずに計算し、最後の缶数だけ切り上げると、ずれが出にくくなります。下地の状態(吸い込み・凹凸)、気温、刷毛・ローラー・吹付けなどの塗り方でも、実際の量は変わります。計算の結果は目安として、現場の条件に合わせて調整してください。

この記事はAIを活用して作成し、計算例は検算しています。例の塗布量・缶の量・ロス率は説明用の架空の数字です。実際の値は、お使いの塗料のメーカーのカタログで確認してください。

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