中古車・中古バイクの原価と粗利の出し方|仕入れ+整備費+諸費用、在庫日数と「長く売れていない台」の見つけ方
「この車、結局いくら残ったんだっけ」仕入れた値段は覚えていても、あとからかかった整備費やオークションの手数料までは、意外と頭に残っていません。
中古車・中古バイクは、1台ごとに原価と粗利を出して、在庫日数と並べて見ると、どの台が儲かっていて、どの台が置きっぱなしになっているかが一目でわかります。
この記事では、その数え方と表の作り方をまとめます。例の数字はすべて架空です。
1台ごとの原価
原価 = 仕入れ価格 + 整備費 + 諸費用
- 仕入れ価格:オークション・下取り・業者からの仕入れの金額
- 整備費:その台にかけた部品代・工賃(自社の作業でも、かかった分を入れる)
- 諸費用:陸送費、オークションの手数料、名義変更の費用など、その台のためにかかったもの
何を「諸費用」に入れるかは、お店で決めて毎回そろえることが大事です。台によって入れたり入れなかったりすると、粗利を比べられなくなります。
粗利と粗利率
粗利 = 販売価格 − 原価
粗利率 = 粗利 ÷ 販売価格
例1(軽自動車) - 仕入れ 380,000円 + 整備費 45,000円 + 諸費用 30,000円 = 原価 455,000円 - 販売価格 598,000円 → 粗利 143,000円、粗利率 23.9%
例2(ミニバン) - 仕入れ 720,000円 + 整備費 88,000円 + 諸費用 35,000円 = 原価 843,000円 - 販売価格 980,000円 → 粗利 137,000円、粗利率 14.0%
粗利の金額は例1と例2でほとんど同じですが、粗利率は大きく違います。高い車ほど、少しの値引きや追加の整備で粗利が消えやすい、ということも見えてきます。
例3(原付) - 仕入れ 70,000円 + 整備費 30,000円 + 諸費用 5,000円 = 原価 105,000円 - 販売価格 98,000円 → 粗利 −7,000円(原価割れ)
整備費が思ったよりかかると、安い台ほど原価割れになりやすくなります。
在庫日数の数え方
在庫日数 = 基準日(今日)− 仕入れ日 ← まだ売れていない台
在庫日数 = 売れた日 − 仕入れ日 ← 売れた台
例: 2026年6月15日に仕入れて、まだ売れていない台は、10月22日時点で 129日。
在庫日数が長い台は、置き場所をふさぎ、仕入れのお金も寝かせたままになります。お店ごとに「◯日を超えたら長期在庫」という線を決めておくと、見直すきっかけになります(例:90日)。
表にまとめると見えること
1台1行で、次の列を並べます。
| 管理番号 | 車名 | 仕入れ日 | 仕入れ価格 | 整備費 | 諸費用 | 原価 | 販売価格 | 売れた日 | 粗利 | 粗利率 | 在庫日数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
そのうえで、
- 在庫日数が線(例:90日)を超えた行を赤くする
- 粗利がマイナスの行を赤字にする
- 売れた台を月ごとに集計して、台数・売上・粗利を見る
ようにすると、「今月は台数は出たけど粗利が薄い」「この2台はずっと残っている」といったことに早く気づけます。
よくある間違い
- 整備費や諸費用をあとから足し忘れる:売れたあとに陸送費の請求が来て、粗利が減っていた、ということがあります。かかったらすぐ、その台の行に足します。
- 粗利率を原価で割っている:「粗利 ÷ 原価」は上乗せ率で、粗利率とは別のものです。どちらで見るかをお店で決めておきます。
- 在庫日数を売れたあとも今日まで数えている:売れた台は「売れた日」で止めないと、平均の在庫日数が長く見えてしまいます。
チェックリスト
- ☐ 「諸費用」に入れるものを、お店で決めた
- ☐ 1台ごとに原価・粗利・粗利率を出している
- ☐ 長期在庫の線(例:90日)を決めた
- ☐ 線を超えた台を、月に1回見直している
- ☐ 売れた台を月ごとに集計している
中古車の売買には、古物営業法などの決まりもあります。帳簿の付け方などの判断は、所轄の警察署や専門家に確認してください。
この記事はAIを活用して作成し、計算例は検算しています。例の数字はすべて架空です。
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